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ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンドシリーズの解説

ゴールドマン・サックス社債国際分散投資戦略
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド・シリーズは、元本確保をめざす『元本確保型の投資信託』です。
元本確保型の投資信託なので、“元本を約束している投資信託”では“ない”ので注意してください。

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド・シリーズは、ゴールドマンサックスの社債に投資しつつ、”国際分散投資戦略”でパフォーマンスをあげていく投資信託です。
ちょっと複雑な仕組みの投資信託になっているので、キチンと把握した上で投資しましょう。

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンドとは
(愛称:プライムOne)

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド・シリーズは、ゴールドマンサックスの社債に投資しつつ、国際分散投資戦略でパフォーマンスをあげていく投資信託です。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド

第1弾が2018年7月に募集開始となったばかりですが、直近1年間で第7弾まで新規設定されています。

「ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07」
当初設定額 307億円
「ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09」
当初設定額 840億円
「ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10」
当初設定額 151億円
「ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-11」
当初設定額 269億円
「ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-12」
当初設定額 196億円
「ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2019-01」
当初設定額 98億円
「ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2019-02」
当初設定額 144億円

商品の詳細はこちらです。
※ゴールドマン・サックス社債/国際投資戦略ファンド2018-11

商品名 ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2019-02
(愛称:プライムOne 2019-02)
購入時手数料 1.62%(税抜1.50%)
信託財産留保額 換金申込受付日の翌営業日の基準価額に0.3%
信託報酬 年率 0.378%
※成功報酬:10.8%
購入単位 1口単位
換金代金 換金申込受付日から起算して6営業日目
決算日 毎年3月10日

元本確保型の投資信託

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンドの最大の特徴は、”元本確保”をめざす投資信託ということです。
“元本確保”型の投資信託のため、満期まで保有していれば元本が確保される仕組みとなっています。

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンドでは、まず集めたお金をすべて“特殊なゴールドマンサックスの社債”に投資します。
社債から出るクーポンは「固定クーポン」「実績連動クーポン」の2階建ての構造となっています。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド

固定クーポン
固定クーポン(0.3%程度)は、信託報酬などのコストに充当されます。
簡単に説明すると、”固定クーポンはランニングコスト”です。

実績連動クーポン
実績連動クーポンは、国際分散投資戦略に応じて変動します。
この商品では、実績連動クーポンがでないと、収益があがりません。

国際分散投資戦略

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンドでは、国際分散投資戦略が重要になります。
国際分散投資戦略のパフォーマンス(シミュレーション)が載っています。
下の図の通り、リターンが特別良いわけではありません。
年間2%程度のパフォーマンスというイメージで良いと思います。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド

国際分散投資戦略は、独自の計量モデルに基づいて資産構成比率を決めています。
原則として、月次で比率を見直しています。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド 資産構成比率

国際分散投資戦略は、株価指数先物と債券先物で構成されています。
・株価指数先物…日本、米国、欧州、英国、カナダ、豪州、スイス、スウェーデン、香港等
・債券先物…日本、米国、ドイツ、英国、カナダ、豪州等

国際分散投資戦略は、価格変動リスクが年率3%程度になることをめざしています。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド 変動リスク

国際分散投資戦略のパフォーマンスによって、実績連動クーポンが決定します。
下の図は、実績連動クーポンのイメージです。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド 実績クーポン

過去のシミュレーションでは、平均年率2.1%程度の水準になるようです。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド 実績連動クーポン

分配金

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略シリーズでは、年に1回収益分配金を支払います。
下の図の通り、実績連動クーポンから成功報酬などのコストが引かれて、分配金が決定します。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略シリーズ 分配金

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンドのポートフォリオ

7月に募集された「ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略シリーズ2018-07」をチェックします。
直近の月次レポート(2018年2月末)をみると、基準価額にほとんど変動がないようですね。
ゴールドマン・サックス社債 投資信託 投信
組入れられている債券単価は、少し上がっています(2019年2月末)。
金利感応度とは、0.01%の金利変動に対する債券価格の変動を示す数値です。
ゴールドマン・サックス 社債 投資信託
国際分散投資戦略の状況はこちらです(2019年2月末)。
ゴールドマン・サックス 社債 投資信託

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンドの注意事項

元本は確保されていない

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド・シリーズで、最も誤解されそうな点は、“元本が保証されているわけではない”ということです。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド・シリーズは元本確保型の投資信託ですが、あくまでも“元本を減らさないように目指す”という感じです。
別に、元本保証されている商品ではないので、注意してください。

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド・シリーズは、毎日基準価額が動きます。
満期まで保有していると、元本が確保されることになっています。
しかし、途中で売却した場合、元本は確保されません。
そのため、基準価額が1万円を割れているときに売却すると、損することになります。
元本は約束されているわけではないので、注意してください。

成功報酬がとられる

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド・シリーズは、成功報酬というコストが引かれます。
成功報酬は、国際分散投資戦略をもとに計算された実績連動クーポンの10.8%となっています。
“運用がうまくいったうちの10.8%は、成功報酬として引かれる”というイメージをもっておきましょう。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略シリーズ 成功報酬

ゴールドマンサックスの発行体リスク

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド・シリーズの最大のリスクは、発行体のゴールドマン・サックスが潰れるかどうかです。

まずは集めたお金をゴールドマン・サックス社債に投資するため、ゴールドマンサックスの発行体リスクが高いです。

ゴールドマンサックスの格付は、A(R&I)です。
ゴールドマンサックス 社債

過去のゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンドの実績

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド・シリーズは、以下の通りです。

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07
ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09
ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10
ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-11
ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-12
・ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2019-01
・ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2019-02
・ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2019-03

現在までのパフォーマンスを他の投信と比較しましょう。
運用は始まったばかりであまり参考にはならないかもしれません。
ただ、相場が弱い局面で”基準価額の下落は限定的”となっています。
eMAXISのインデックスファンドと比較しました(2019年3月22日更新)。

1カ月 3カ月 6カ月
GS 2018-07 +0.8% +0.3% -2.0%
eMAXIS TOPIX +2.6% -3.5% -6.6%
eMAXIS NYダウ +6.0% +0.5% +0.5%
eMAXIS 先進国 +6.0% +0.9% -3.6%
eMAXIS 新興国 +4.0% +4.1% +0.6%

どの金融機関で購入できるのか

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド・シリーズは、様々な金融機関で購入することができます。
直近で募集された「ゴールドマンサックス社債/国際分散投資戦略ファンド2019-03」は、以下の金融機関で購入することができます。

・証券会社
SBI証券、大和証券、楽天証券、マネックス証券、長野證券、おきぎん証券、ごうぎん証券、しん証券さかもと、七十七証券、むさし証券、とうほう証券、第四証券、水戸証券、東洋証券

・銀行 信用金庫
千葉銀行、大垣共立銀行、山形銀行、七十七銀行、常陽銀行、山梨中央銀行、八十二銀行、富山銀行、清水銀行、北日本銀行、大光銀行、第一生命保険、青森銀行、筑波銀行、滋賀銀行、朝日信用金庫

今回のまとめ


今回の記事のポイントはこちらです。

GS社債/国際投資戦略Fは、”損”する可能性のある投資信託
過去のシミュレーションをみると、国際分散投資戦略は+2%ほど
成功報酬が10.8%引かれてしまう
ゴールドマンサックスの発行体リスクを大きくとっている
基準価額は大きく変動しない設計になっている

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド・シリーズは、元本確保をめざしながら、国際分散戦略によってパフォーマンスをあげる投資信託です。
良いパフォーマンスが上がるような仕組みにはなっていませんが、基準価額が大きく下落するような感じもしません。
安定的に長期でお金をおいておく人向けの投資信託ですね。

関連資料

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド:『公式HP』
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド:『月報』

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